個人的にはとても好きだけれど、お店ではちょっとなかなかかけられないアルバムとかアーティストとかいます。たとえば小島麻由美さんとかネタンダーズとかゆらゆら帝国とか。
今回取り上げたクレイジーケンバンドもそうで、うちにいる時はiTunesに入っている曲すべてをエンドレスで流したりしてるんですね（笑）。って、なんでここで（笑）なんでしょうね。

でも9月になって、どうしてもかけたい曲がありましたそれが「せぷてんばぁ（「Oldies but Goodies」収録）」。
フラれたわたし（女性）が会社帰り横須賀線の最終で鎌倉に行く。思い出すのは彼との楽しかった日々のことばかり。でもどこかでちょっと彼を憎む気持ちもあるんです。なぜ彼はもう顔も見たくないくせに「友達でいよう」なんて嘘をつくのだろう。わたしは鎌倉の海で泣きあかして、そして明日は会社を休むんです。

せつない。

あぁ、せつない。

ちょっとこうゆうの、だめですね、めっきり（苦笑）。シンプルなボサのバックトラックにシンプルなメロディで切ない歌詞が流れます。うちのお店のBGMはランダムになっているので、一日にこの「せぷてんばぁ」が流れるのは3回か4回くらいなんですが、そのたびに、いい曲だな〜、と聴きながら、僕自身の古傷なんかも少し痛んだりするんです。
明日はお店を....休めるわけないんです（笑）。