先日の連休の時に見たDVD、「チルソクの夏」っていうんですが、実は昨日の午後amazonでぽちっとしちゃったら、もう今日の午前中届きました、速いな、amazon。

1977年七夕、下関の高校生・郁子は、姉妹都市である韓国の釜山との陸上競技会で、韓国人の少年アンテイホウに出会う。お互いひかれあい、文通が始めるが、まだ日本と韓国の間に緊張感があった時代。ふたりの交際は親の反対にあってしまう...。

とまぁそんなかんじで、翌年の競技大会で再会を果たすまでの二人の揺れみたいなものが物語の中心になってくるんですが、いや、恋愛の物語としては本当に陳腐なくらい王道で、わかりやすいんですが、僕がビビっときたのは、彼らが文通をする部分でした。

僕も高校生の時文通をしていた女の子がいました。
その女の子は、ある意味僕の初恋の女の子だったんですが（笑）、遠くの高校の寮に入って部活に打ち込んでいまして、ホントに会えるのが1年に一回とかそんなかんじでもありました。このへん映画とちょとかぶる。

高校からうちに帰って、まず郵便受けを見る。
そこになにもないことの方が圧倒的に多いんだけど、毎日うちに帰る時どきどきしました。そして手紙があった時、それはホントに小躍りしたいくらいうれしかったものです（小躍り多いな....）。その気持ち、映画を見て本当にリアルに思い出しました（笑）。でも、少しうまく行きかけたりはしたけれど、その恋は結局いつまでも叶うことはなくって、そのくらい圧倒的に「離れている」ということは、大きなことでした。
それでも3年以上も彼女をずっと想えたのは、やっぱり「離れていた」からだと思うんですね。

カンタンにつながれなくて、思いが募るし、恋い焦がれもするし、それはすごい力だったりする。
だから、今みたいに携帯とかメールとかでカンタンにつながることが出来てたら、もしかしたら、僕の彼女に対する片思いは半年くらいで終わってたかもしれません。

そのくらい、現実よりも、男の妄想というのは頑固なものなんですね（苦笑）。

さて、この映画、もう2つほどちょっと。
まずは主人公の親友役の上野樹里ちゃんがとてもいいです。今度の休みは必ず「スウィングガールズ」見に行きます。
それから、監督が地元の人だということもあって、山口弁が本当に普通に聞けます（笑）。幕末もののドラマとか、山口（長州）弁を時々聞くことがあったんですが、どうもみょうに馴染まなくて....ってかんじでしたが、この映画はそこら辺問題ないように思いました。イイネ。

特典DVDにロケ地巡りなんかあるそうなんで、今度実家に帰った時にちょっと久しぶりに下関（母親の実家）をちょこちょこまわってみてもいいな、と思いました。

....しかしまたこんな話ばっかり書いて、ねぇ（苦笑）？！
長々と、失礼しました。

さて、本日のおススメは「けんちん汁」。
豆腐にこんにゃく、お揚げに里芋、にんじん、ごぼう、大根....ねぎもたっぷりで、あったかいけんちん汁。少し冷えてきたこんな夜は、けんちん汁は本当にごちそうですね。えぇ。