バンペイユ開き。
[ 小さな星日記 ]
今お店のカウンタの上には、大きな柑橘があります。直径は20cmくらいで、わりとずっしりなかんじ。これが実際木に実っているなんて、ちょっとにわかには想像が付きません。いや、1本の木に2コくらいならなんとかわからないでもないですが、普通のミカン並みにごろごろ付いていた日には、ちょっと木の負担が大きすぎやしないかと、それで枝が折れてしまわないかと心配になるほどです。
この柑橘の名前が「バンペイユ」
漢字で書くと「晩白柚」。
熊本県八代地方の特産品で、料理長の親戚の方が実際にこのバンペイユを栽培されてて、それを送っていただいたものです。
ということで、先週の土曜日、はじめてこのバンペイユをひとつ開いてたべてみることにしました。
もちろん開くのは我らが料理長、熊本の出身でございます。
まずは、果実の上下(天地)両方のを落とします。
次に縦に包丁で切り込みを入れて、そこからはわしわしと手で剥いていきます。さすがに慣れた手つきです。
わっと中身だけ取り出していただきます。
大きな果実だけあって、中身も大味かと思いきや、これがなかなかおいしいです。グレープフルーツよりも苦味が少なくて、さわやかな甘みもあります。皮からの身離れもいいし、ぷりぷりの果実がとても大きくてたべごたえもあります。
幸いにもなん組かのお客さんがいらっしゃいましたので、みなさんにお裾分けでたべていただきました。みなさんにもなかなか好評で、料理長もヨロコんでおりました....が、実を取り出して、用無しになってしまった皮を見つめてぽつり....
....ヨウコ(料理長)です。
子供の頃は、この皮を頭にかぶって遊んどったとです.....
.....ヨウコです。
....って、最近料理長、ヒロシですネタ、気に入ってますね(笑)。
厨房では熊本弁が飛びかっとるとです(笑)。
バンペイユについて詳しくはこちら。
http://ww21.tiki.ne.jp/~k-murakami/