悪癖。
[ 小さな星日記 ]
箸を持てるようになってから、ホントに30過ぎになるまで、僕の箸の持ち方はいわゆる「ハサミ箸」といわれるもので、開いた時に箸と箸が交差してしまう持ち方でした。
実際、かなり変な持ち方で、親指と人差し指の間に固定した箸に対して人差し指で動かす方の箸は上に持ち上げるんではなくて、人差し指で押し下げ、下の箸とクロスして下からものを挟む形なんですね。
正しい持ち方だとせいぜい45度くらいしか開かないと思うんですけど、この持ち方なら110度くらい開きます(苦笑)。おまけに親指の付け根を使って、かなり力を入れることが出来るので、大きなものを一気に半分に切る、なんてのも朝飯前なのであります。
実は小学生の時、こんな風にして給食に出てきたハンバーグを一気にまっぷたつにしようと思ったら、竹の箸が折れてしまった覚えがあります(苦笑)。折った箸は何食わぬ顔をして、箸入れに戻しちゃったけど(悪ガキ)。
しかし、2003年のお正月。ミヤザキ家でおせちをいただきながら、ヘンな箸の持ち方をしているのは僕だけでした。こりゃいかんな、このままでいてはいかんな、男としてもとてもよくない...とかぶつぶつつぶやきつつ、よし、今年は箸の持ち方を直します!と宣言しました。
しかしこれがなかなか(苦笑)。まず箸をなにげなく持った時に、全然正しい持ち方になりません。えっと、え〜っと、あーして、こーして、と箸を持つんじゃ、ごはんをたべた気にもならないよと思いましたが、いったん自分で決めたことなんで、それでも出来るだけ気をつけるようにして、毎日暮らしました。
確かに、正しい持ち方はとても理にかなっているので、「つまむ」ことはとてもうまくできます。でも、僕のハサミ箸の大きなメリットであった「切る」というのは、もとがもとなんでなかなか思うようにいきませんでした。どう考えてもハサミ箸の方がイイ(笑)!
なにかたべるとき、大きいので切らなくちゃならない、するとミヤザキに、こうゆう時どうやって切るの?といちいち聞いてました(笑....コドモかよ!)。
一番直りにくかったのは、菜箸を持つ時でしたが、それも1年たてば正しい持ち方の方が普通になったし、気をつけたのはホントに最初の2ヶ月くらい。もしも今あんまり箸が上手に持てない人は、ちょっとその気になってやれば、そのくらいで慣れてしまうものですよ....あぁ、僕の30年の箸人生はなんだったんだ?と思ったもん(笑)。
ということで、今年。
新たに直したい自分の癖は、ズバリ「貧乏揺すり」(苦笑)。
男性陣に圧倒的に多くて、でもやっぱりみっともいいわけじゃないですよね。
はずかしいですが、僕もまたしかり.....
つま先を立てて、かかとをがくがくと揺するという貧乏揺すりは、最近あんまりやらないような気がするんですが、小刻みに膝を閉じたり開いたり、つま先をとんとんさせたり、とにかくいわゆる「貧乏揺すり」に準ずることは全然やってますし、なんとかこれを直していきたいところです....って、でもこれって心理的なものがおおきいといわれているんで、なかなか箸みたいにうまくいかないかもしれませんけどね、気をつけたいと思ってます
....って今してるやん(苦笑)!
前途多難でありますね(苦笑)。