父と病院。
[ 小さな星日記 ]
ちょっと昨日からやや体調を崩し気味ののワタクシでございますが、まぁなんとかやってます。まだ今週長いですから、出来るだけはやくいつものかんじに戻りたいんですけどねー。モア、睡眠、プリーズってかんじで(苦笑)。
子供の頃、風邪なんかひいて病院に行ったりしますが、どうゆうわけか、僕にとってそれはすぐに父に結びつきます。
まだものすごく小さかった頃、風邪なんかひいてかなり具合が悪くなった僕を背負って、夜中に病院まで走って連れて行ってくれたことを、それなりにちゃんとした映像として覚えています。それは僕が後々とってつけた自分勝手な想像の映像かもしれませんが、父が夜中に自分を病院まで連れて行ってくれたこと自体が、僕の中に深い思い出として残っています。
それからもうひとつ。
小学生の頃、学校で全校集会なんかの時、具合が悪くなって倒れる人とか、しゃがみ込んだりする人って、僕等の頃は結構いたりしましたが、今はどうなんでしょうね?
で、僕も一度かなりやばいことがあって、キツいんだけど、まだ校長先生のお話とかは続いてたりするし、そこでしゃがみ込んだりするのはちょっとオトコノコとしてはずかしいわけで、集会が終わるまでがまんしたんですけど、そこでついに限界、掲揚台の下のところにしゃがみ込んでしまいました。
そのまま保健室のベッドに寝かされ、がまんしてたのか、と担任の先生に聞かれたので、うん、とうなずくと逆にかなり怒られましたね(苦笑)。でもオトコノコとしては、それでいいのだ(笑)。
お昼休みに近所の高校に勤めている父が迎えに来てくれました。母ではなく、父が来たってのは、なんとなくこそばゆいんだけど、かなりこれがうれしいもので、でも、具合はかなり悪かったから父はそのまま近所の病院に僕を連れて行きました。
受付をして、待合室で待ちます。
待合室はおそろしいくらい暖房が効きすぎていて、それで僕はどんどん、どんどん気持ちが悪くなっていって、まだかな、まだ僕の番にならないのかなと、ものすごく時間が流れるのが遅くかんじられました。あまりの熱さで頭がぼーっとして、僕はとうとう座っているのにがまんできなりました。
ちょっとトイレに行ってくる。
トイレはもちろん暖房が効いているはずもなく、すーっと頭がすっきりしました。でも用を足し、チャックを閉めたら、そのとたん、くらっと貧血、倒れそうになりました。
と、そこに病院の先生もちょうどいいタイミングでトイレに入ってきて(笑)、こりゃいかんと、そのまま診察室に連れて行ってもらいました。正直ほっとしました(苦笑)。待合室、生き地獄みたいでしたもん....
父は何年か前に高校教諭の職を定年退職して、いまは自宅の菜園で野菜を作ったりしています。時々そこで作った野菜を送ってくれたりして、夏にはオクラなんかをお店で出したこともあります。
でも父は、今は僕等の家族ではなく、
もうひとつの家族で父親をしています。
あのころの父と同じように、その家族の子供を背負って病院に走ったりしたこともあったのかなと、思ったりもするけど。