音楽をつくりはじめた頃(その3)。

[ 小さな星日記 ]

さて、第3話目(笑)。

17の時に作ったオリジナル曲を収録したカセットテープの成功で(成功って言うのかな?)、子供の頃からの夢だった学校の先生になるというのは、あっさりナシになりまして(苦笑)、あぁ、まっとうな道を踏み外したね(苦笑)。
音楽をやるなら東京、だから大学は絶対に東京じゃなきゃダメだと浪人し(いや勉強しなかったから現役は全然ダメだっただけですけど....)、その間に弟が中心になって作った2本目のアルバムの制作に参加し、そして晴れて東京は八王子の大学生になって(笑)、アルバイトもしてお金を自由に使えるようになりました。

そしたら案の定、音楽機材とか楽器とか買いまくりますよね(笑)。

4トラックのカセットMTRが8トラックになり、20音色くらいしか出なかったドラムマシンはあらゆるジャンルに対応できるほどの素晴らしいものになり、キーボードもいろいろな音色をリアルに鳴らすようになったし、単体のシーケンサーで打ち込みが出来るようになれば、MTRはハードディスクベースになり....と大学以降はどんどん機材がよくなり、でもだから素晴らしい音楽が作れたかと言えば、それはちょっと....ということになります。

音楽の論理とか、サウンドの調整のしかたとか、いい音で録音するためにいろんなことを知りたいと思ったし、実際知るようになりましたが、知れば知るほど、じゃかじゃかギターを弾いて歌えばそれで楽しいし気持ちいい!というような、音楽本来が持つ肉体的精神的な楽しさからは離れていくようで、それでいつしか音楽を録音するのが面倒くさくなりました。

上手く作らなくちゃ。

そうゆう考え方は結局僕の熱を奪うことになり、そして現在に至ったりするわけですね。

だから今は17の時、はじめてレコーディングしたみたいに、音楽を作りたい。
ギターはじゃかじゃか弾いて、歌も歌うし、ベースも弾く。
ほとんどやったことないけど、太鼓も叩きます(笑)。
いや、当時から楽器は全然上手くないんですけどね。
それよりさらに腕は落ちてますからね、今は。
でもヘタでもいいやと思ってるんですね。
自力でやればね(笑)。

コンピュータを使って録音するけど、カットとかコピーとかペーストとか編集は出来るだけやらないで、出来るだけ一曲通して楽器が弾けるように練習する。楽しく楽器を弾いて、その楽しさを録音する。きっとそこにこそ魔法みたいなものがフタタビ現れるような気がしてるんですね。

いや、本気で(笑)。
まだ、そんなものを手に入れたいと、僕は本気で思っています。
手に入れられるかどうかは、わからないですけどね。
いや、見物ですね、僕自身も(笑)。

おわり
....だよね?(笑...おわりです)

 
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