USA

[ 小さな星日記 ]

ランチタイムも半ばから終盤にかけて、だいたい1時半くらいに電話が鳴ります。
あ、ファックスだな、と思うわけで、主に魚介類を扱っている業者さんからの注文ファックスが来るわけですね。

本日9月15日の商品入荷情報は、秋サケ(オス)は北海道函館からで、焼いてたべるのがよし...なるほど、で、肝心のお値段はキロ600円ですかー、なんてあれこれと見ておりますと...お!山口産...「白バイ貝」....って、なに(笑)?白バイとは関係ないですよね?
....っと、それから、ん?アンコウ肝!なんとUSA産!...アメリカからアンコウごと来るのか、それとも肝だけ来るのかちょっと気になったりしますね....って、アン肝ぽん酢、肝はアメリカ産.....知らないでたべる方がいいですね、ハイ(笑...うちではまだ出たことないですけど...今年は出るかな???)。

僕の育った町。
平成の大合併の嵐が吹きすさぶ中、他の町がどんどんと近くの市に吸収されてしまうのに取り残され、いまだに町のまんまなんですが、その昔は、やっぱりという大きな地域の中の、町だったわけですね。
僕は、運動音痴ではありますが、過疎化の進む農村の一男子学生として、中学生の頃はバスケット部に所属していたわけでありまして、県大会への予選的な大会は、町ではなく、郡の大会(略して郡体)だったわけですね。
バスケット部というと、どの中学にでもある部活なような気がしますが、田舎ではまずは野球部。野球に9人の貴重な戦力をつぎ込んだ後に残った男子学生で、なにができるだろう?と、比較的個人競技に近い(もある)卓球部、剣道部、テニス部なんてのがあって、実は同じ町にバスケ部がある中学はなく(当時4校中)、ホントは郡の中にも、うちともうひとつ、2校しかないのでありました(苦笑)。

と言うことで、年に2回、郡の大会で、お互いの中学を訪ね合うような、ホーム&アウェイなわけで、当然1回戦目が決勝戦、いきなり決勝戦、勝ったら優勝!、負けたら準優勝、でもこれほどナサケナイ準優勝もないわけで、ある意味必死で勝ちに行ったわけですね(笑)。

そして我が中学。
ユニホームにはローマ字で中学の名前が縫いつけられているんですが、アタマ3文字取ると”USA"!

イイネ!強そうですね!!
(そんなことなかったですけど)

でも実は相手中学、さらに上をいくわけです、アタマ1文字取ると”USA"!(笑)

イイネ!もっと強そうですね!!(笑)
(僕等の時は、僕等の方が強かったけど....)

でもね、ホントは、山口には、当時ホントに"USA"な中学バスケット部があったはずです。

文字通り、USA(宇佐)中学!

残念ながら対戦したことはありませんが、強い中学ではなかったような...やっぱり山間部の小さな中学だったような気がしますね....でも、強くないのにUSAを背負わされるって、それはとてもいやだっただろうなぁ(笑)。

ちなみに、うちの中学のバスケット部、郡に2つしかない、もうひとつの中学のバスケ部がつぶれるということで、いっしょになくなってしまいました....もう10年以上も前の話ですけどね....最近では野球部の存続さえ危ぶまれるような、そのくらいの生徒数になっているわけで、ある意味さみしいことですね。

と、そんなことを急に思い出した、本日のファックスでありました。

 
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