勉強好き。

[ 小さな星日記 ]

昨夜帰宅してから、なんとか「毎月新聞 ごはん」16号、入稿しました。

毎度毎度のことではありますが、今回もなかなか手強かったというよりは、大まかなところはバキッパキッと決まっていくのに、なんと細部の多いことか!こうしてホームページで文章を毎日書いていることもあって、毎月新聞ではあまり記事を書かないことにしているんですが、それでも小さな説明書きとか、イラストとか、とにかく作業はそこそこあって、やっぱり入稿に漕ぎ着くにはかなりいろんなことをやらなくちゃならないわけですね。まさに、漕ぎ着く、わけです、手こぎボートやなんかで(苦笑)。

デザインの仕事を始めたのは30になるかならないかの頃でした。

今と同じように、その仕事を僕に振ってくれたのも、店長ミヤザキその人で(その頃は広告代理店に勤めていた)、ちょこちょこMacは扱えるものの、デザインの字も知らない、そして印刷物を作る約束事はもう無知極まりないこの僕の、たった一人の先生であったわけですね。
ただ、彼女にしても、デザインのセンス、ディレクション能力はあったわけですが、デザイナーとして働いていたわけではありませんから、細かいこと...書体のこととか、ソフトのバージョンや、保存形式等々、ほんとに約束事の山なわけですけど....については、本を読んだり、インターネットで調べたりしました。最初のうちは、半分以上ちんぷんかんぷんだったんですけどね(苦笑)。

自分の仕事にたいして、そばにその専門的なことを教えてくれる人がいない。
専門の学校に通ったこともない。

上司も先輩も先生もいない僕には、ミヤザキのディレクションと、全くとりつく島のない時はデザイナーの友達が教えてくれるヒント、そして、それをもとに自分で調べること。それしかなかったですし、でも、仕事は立て込んではいなかったし(苦笑)、時間をかけて理解できるまで調べたり実際に試したりすることができたので、少しずつ、着実にデザインの仕事を把握していった様に思います。

毎月新聞がようやく入稿に漕ぎ着けて、しばらく中断していたホームページのコンテンツ作りにまた取りかかります。

デザインの仕事を始めたときのように、また新しく調べたり、覚えたり、実験をしたりをくり返しながら、このサイトがもっと使いやすかったり、便利だったり、わかりやすかったり、そのためのデザイン、プログラム、そしてコンテンツにナビゲーションを見直したりしています。特にプログラムに関しては、ほとんど知識がないので、ソースを見ながらあれこれ実験をくり返し、それで結局自分で作るのを諦めざるを得ない場合もあるし、そのために使った時間がもったいない様な気がしますが、でもそうやってひとつひとつやってみる...解決の糸口さえ見つけられずにイライラする時もあるけど、うまくいってィヤッホー!とと飛び上がりたい時もあるし、そのプロセスが自分の中でとても大切で、それが(役に立つ)経験として残るんだと思います。そして実際に実現できることも少しはあったりするわけです。
そんな風にして、コツコツとやってきているわけであって、前にデザインの仕事をしてたからって、ひょいひょい作っているわけではないんですね(苦笑)。

ヘタでも、不十分でも、自分でやってみる。
結局子供の頃から、僕はそれが一番好きなんだろうなと。
デザインも、音楽も、自転車も、そんな風にこれからもひとつひとつ覚えていくんだろうな、と。

それで、いいじゃないか、と。
ハイ(笑)。

 
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