NIGHT PEOPLE
[ 小さな星日記 ]
さて、この間連休をいただきましたが、日曜日の夜店長ミヤザキに友達のユキモトさんと共にパルコ劇場でLITTLE CREATURESのライブを観てきました。
あまり知っているかたはいらっしゃらないかもしれませんけど、店長ミヤザキにとっては高校の頃からのフェイバリットミュージシャン、青柳拓次/鈴木正人/栗原努の3人からなる、コンポーザーとしてもプレイヤーとしてもホントに素晴らしい音楽ユニット。もちろんうちのお店のBGMでもかかってますし、今活躍しているミュージシャンのプロデュースや、サポートメンバーなんかもとてもたくさんやってたり、メンバーそれぞれが、それぞれにいろんなユニットを組んで活動をしたりして、LITTLE CREATURESとして活動するスキがないくらいだったりするわけで(笑....詳しくはbounce.com のインタビューがよいと思われます。)、そんな彼らもデビュー15周年、その記念のライブを観に行ってきたわけです。
久しぶりに観る、彼らの生の演奏。
普段はBassの鈴木正人さんは完全にキーボーディストで、Bassは全部鍵盤でやってました、ちょっと驚いた(Bassistとしてもとても素晴らしいので...)。いつも通り淡々と、でも熱のこもった丁寧な演奏、クールさと熱とのバランスの変化が小気味よくて、3人きりのメンバーでこんなサウンドを作れるのかと、もうホントいつも驚かされます。
しかしなによりヨカッタのが、座って観れたことです(笑)。
席はあっても、ライブが始まるなりオールスタンディング、ってのはもうちょっとツラいわけで(苦笑)、もちろんはなっからオールスタンディングってのは、もうちょっと遠慮したいようなかんじでさえあったりして(再苦笑)、だからゆっくり座って彼らの演奏を楽しむことが出来たのはとてもヨカッタ。アンコールが終わって、3人が前に出て来て挨拶をする時、はじめて僕は席から立ち上がって.....もちろん観客のみなさんといっしょにスタンディング・オベーション!
ホントにヨカッタです。
彼らを見ていると、ゆるく結びついている、そのゆるさが彼らを逆に強く結びつけているかんじがします。
それぞれの音楽的嗜好や、興味や、指向、そういったものをひとつのバンドの中ですべてやってしまうのではなく、それぞれのソロ活動や、別ユニットでの活動、プロデュースや演奏活動といった基本的に個人を中心とした活動のなかに、ゆるくむすばれた音楽ユニットとしてLITTLE CREATURESというひとつの活動があったりするんだろうなと。固く結びついてない分、逆に壊れにくいし、解散なんかしなくていいわけで、そうゆうのってすごくいいなと思います。
まだまだもう少し時間はかかるけど、それにそんなにゆるくってわけにはいかないけど、うちのお店もそんな風になっていければいいなと思います。
お店をやっていくために、みんなで命をかけて....ってそんなのはちょっとね(笑)。
お店としてやっていくリズムみたいなのが、ある程度出来てきたら....もちろん売り上げもですけど....もう少しそれぞれの個人的な活動とお店がむすびついてきてもいいと思うし、そのくらいのココロとお金の余裕が出来てきたらいいなと思う。そうやって、お店の活動がさらに豊かになっていけばいいなと思うし、いろんなことがむすびついて、今までにないオモロイお店になっていったらいいなと思う....って、どんなお店でしょうかね(笑)。
小さな時間でも、少しずつでも、僕らは僕らそれぞれのためになにかをやっていく。
(もちろん、お店もそのうちのひとつなわけです)
素晴らしいライブの後、興奮冷めやらぬまま吉祥寺まで戻ってきた僕ら3人。ふらふらとその余韻を楽しむように飲み歩きながら、そんなことをつくづくと思った夜でありました。