手荒れの季節がやってきた。
[ 小さな星日記 ]
さてさて、秋も深まりゆく今日この頃。
これからの季節、一番困るのが、手荒れでございます(苦笑)。
...いや、笑い事でなくって、ホントに。
実は去年のヨタ話の中でも何度か書いたりしたんですが、そろそろ洗い物をする水道水がハッキリ冷たくかんじられますし、それに比例するかのごとく、手もかさかさと乾燥してきはじめました。特に先週あたりからはもう、あ、もうこのままほっとくとヤバいなというかんじで、あぁ、今年も、この冬も来なすったなと、そんな風に冬の訪れをすでに実感したりするわけですね。
大学生になった僕が最初にやったアルバイトはチェーンのラーメン屋さんの厨房。
ラーメンを作ったり、生姜焼きを作ったり、餃子を焼いたり炒飯を作ったり、唐揚げを揚げたり、お米を炊いたり、レトルトの中華丼をあたためたりしましたが(笑)、もちろん洗い物もありました。
今うちのお店には大型の家庭用食洗機があって、とてもよく働いてくれているんですが、当時(1990年)はそんなものが入っているはずもなく(ラーメン屋だからか?)、お湯をためて洗剤を入れた流しに、残飯を流した食器をどんどん投入して、ざっくりスポンジで洗いゆすいだら、もうひとつのきれいなお湯を張った流しにどんどんと放り込んで、それを引き上げて乾かすと...そんなオペレーションで食器洗いをしてたわけです。
まあアルバイトしてたのはみんな若くてがさつで元気な田舎ものの男子大学生でありましたから、もちろんみんな素手でガシガシ洗ってましたし、クリームなんてつけてるものなんてひとりもいなかったわけですが、僕もそんなかんじで同じようにやってたら....荒れました、ホント酷くて目も当てられないくらいに(泣)。
でもそれはそうだと思うんですよ、ホントにもうオソロシイくらいこっぴどく強力な業務用の食器洗い洗剤でしたからね、やさしさなんてクソくらえですからね。
今みたいにツメのラインに沿ってあかぎれるというのではなく、もう指先が真っ赤になって皮が剥け始める...その他の部分もかさかさでなにかあったらすぐにひび割れたりしてかなり酷いことになってまして、もう薬用クリームごときでも太刀打ちできず、毎日寝る前にオロナインH軟膏を、それこそべたべたに両手にすり込み&塗りたくって、その上から軍手をしてから寝てました....って、それでも冬の間はなかなか良くはならなかったですね。
しかし、毎日オロナインでしっとりとした軍手をして寝るのは、色気もないしあんまりうれしくもなものでありますし、万が一にも女の子が遊びに来た時になんか、絶対にそのようなものがあることを知られたくない代物だったりしますよね、オロナインでしっとりとした軍手。
でもあまりの手荒れひどさに背に腹は替えられませんでしたよ、ヨヨヨ(苦笑)。
その上おそろしいことに2年くらいそのバイトを続け、やめた後も、毎年冬になると手が荒れるという事態で、えぇ、かなり後遺症にもやられ続けたりしたものであります。
今お店ではなるたけ手にやさしくて、しかも洗浄力も強く、そして出来たら出来るだけ安い食器洗剤を使おうとしておりますが、それ以外になにが出来るかというと、結局は出来るだけこまめにハンドクリームを塗る、くらいのものでしょう。
今は去年あかぎれがひどかった時、深澤にススメられたユースキンのユースキンAというハンドクリーム、においは仁丹のようなちょっと微妙なにおいがしますけど、手に馴染むかんじも効用もなかなかいいかんじで、それ以来ずっと愛用しています。
実は昨日の文化の日。
スタッフの清水が誕生日でありました。
特になにかプレゼントを考えていたわけでもないんですが、ピンときて、ユースキンAをひとつプレゼントしました。うちに来て、この仕事を始めて初めての冬ですが、いつも指先まできれいなホール係でいてほしいなと....去年僕、血を流してたこともありましたからね(苦笑....)。
とにもかくにも、なかなかツライ季節、やって来たのでありますね。
やれやれ。