オトコノコも結構大変なのよ(笑)。

[ 小さな星日記 ]

さて、本日バレンタインディ。

このくらいの歳になると、チョコレートをもらうとかもらわないとか、いやもらえなくてもべつになんてこともなかったりするんですけど、それが中学生高校生くらいだと、これがホントに2月の最重要事項なわけですね、バレンタイン。

僕自身、女の子にモテモテという男子学生ではありませんでしたから、バレンタインというと楽しみではありながら、オソロシクもありと、とにかくどっちにしてもその日は朝から落ち着かないわけであります。

まずは登校前、いってきますとおかんに声をかけたら、チョコレートもらっといでよ!なんて、余計なことを言いますから....まずはプレッシャーがかかっちゃうわけですね(苦笑)。

登校中も、同級生や下級生、あわよくば先輩のオンナノヒトと出会うことなんかあれば、もちろんちゃんと朝の挨拶なんかをするわけで、できるだけ好印象を持たれるようにつとめるわけでありますよね.....学校に着いたら、まずは下駄箱なわけでありまして....ない.....いや、下駄箱にはフタが付いてませんでしたし、えぇ、なんだかんだ言って想いを込めて作ったチョコレートを土足を入れておくところなんかに入れるわけはありませんよね....と、つづいて教室まで来たら、自分の机の引き出しですよね.....ない.....いや、もしかしたら早く来て入れようと思ったけれど、すでに誰かが登校してて、ちょっとそれでその人目も気になって入れそびれたのかもしれませんよね....と、あっという間に給食で、そして昼休み。

そわそわするね(笑)。
仲のいい男友達とわけもなくはしゃいでみたり、なんとなくひとりで廊下をぶらぶらしてみたり、何度もトイレに行ってみたり....特に何事モナシ....いや、でもやっぱり本番は放課後ですよね?

確かに放課後にはいろいろとドラマが待ってたりするんですよね、後輩に教室の入り口に呼び出されたり、部活の終わった後の部室や、ちょっと暗くなった自転車置き場.....でも、いつまでもそんなところをうろうろしてみても、お呼びのかからない人にはオヨビはかからないわけで.....

手ぶらで帰宅(泣)。

帰ったら、また満面の笑みのおかんがチョコレート用意してまっててくれます。

あぁ、これがまたせつない。
たったひとつだけもらったチョコレート。
それがおかんからのものなわけですよ。
あぁ、余計にみじめなのです.....あぁ、やっぱりオトコノコも結構大変なのであります....おかんにわかるかな、この気持ち(半泣)。

その上でございます。
うちの父はその頃高校の教師をしておりまして、おとんはもらって帰ってくるんですよ、チョコレート。僕らと同じくらいの、年頃の女の子からチョコレートをもらって.....それで、そのもらったチョコレート、僕にくれたりするんだな(苦笑)。

あぁ、おとん。
おとんだって、僕みたいなオトコノコだったんでしょ?!
もっと、こう、デリカシーってものが......うぅ(泣)。

あぁ、せつなすぎます、悲しすぎます....って、でもそれは僕だけじゃなかったんですね、えぇ、さらに強力なのがおりました、それはヒデキ!

お父さんは、女子大の先生(爆)!

あぁ、ヒデキ。
悲しかったろうね。
苦労したろうね。
でも、まぁ、それでも僕らもオトナになったよね(笑)。

と、本日のバレンタイン。

朝来たら、フカザワがスタッフみんなにチョコをくれました!(ぱちぱち)
清水も手作りのチョコをもってきてくれたよ!(ぱちぱち)

でも清水さん....バスケットに入った2種類の手作りチョコ、僕に見せ、ヒデキに見せ、そして店長ミヤザキのところにもってっちゃうってどうよ?!
(苦笑)
(ま、男前度からすると、そうゆうことになるのだろうな....笑)

....ヒデキ。
やっぱりオトナになっても、せつないな。

アァ。

バレンタイン、おめでとう。

(おわり)

 
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