美しさ。

[ 小さな星日記 ]

今年最初のヨタ話は.....去年はちょっといい話書いたもんでありますから、ややプレッシャー(苦笑).....ま、新しい年を迎えましたから、ちょっと景気のいい話でも書きたいところでありますが、えぇ、ホントは去年書き残してしまった話....そして、絶対に書いておきたいお話であります。

さて、昨年末をもちまして、2代目の日曜日ピンポイントスタッフを務めてくれたかなやん、当店を卒業いたしました。彼女が最後に入ってくれたのは12月24日のクリスマスディナー最終日。いつもよりもっともっと幸せな気持ちでお食事をされるお客さんをおもてなしできること、それをとても楽しそうに、そしてうれしそうに仕事をしてくれましたし、おなじみのお客さんにねぎらいの言葉をかけていただいたり、プレゼントをいただいたり、彼女にとっても、僕らにとってもとてもうれしい最終日になりました。本当にありがとうございました。

そのかなやん、先月半ば彼女の代わりに新しく日曜日に入ってくれることになった新しいスタッフの研修をお願いしまして、えぇ、アルバイトとはいえ、他店でもすでに長いキャリアがありますので、テキパキとそしてツボをついた教え方.....本当に教え上手で最後の最後でまたさらにびっくりさせてくれました(笑)。

でも一番びっくりしたのは作業の手順やお店のオペレーションの流れなどをわかりやすく説明できるとか、そうゆうところではありませんでした。うちのお店がというのではなく、飲食の仕事をするのはまるっきりはじめて.....やっぱりちょっと緊張気味の新スタッフ、ちょっとした説明書きの紙を真剣に見る.....と、そこでかなやんがぴしゃり、

姿勢が悪いですよ。

接客は美しくないとダメです。

あぁ。
そうか。
そうだったのか、と。

彼女の接客は、前にも書いたように、僕にとてもよく似ていて....それは例えば、はじめてのお客さんでも物怖じせずに話しかけられたり、うまく話を盛り上げたり.....同じような接客のスタイルだった.....だけではなくて、そうゆうお客さんがなにを見ているかとか、お客さんがどんな風に楽しんでくれるかとか、きっと同じようなアイディアで、自分なりの接客....いい仕事をしようとしてくれたんだと、彼女はいつもそんな風に仕事をしてくれたんだなと、週にたった一度だけとはいえ、一年近くも彼女といっしょに仕事をしてたのに、全然気がつかなかったです、えぇ、ワタクシ、上司としては失格なんでしょうね.....ちょっと恥ずかしいです、ハイ。いまさら気付いても、もうかなやん辞めちゃったもんなー(泣)。

美しさ。

.....その美しさをこれか見ることが出来ないのが残念ですが、ぜひその美しさを大切にしながら日々生活してほしいなと、要領が悪くて鈍感な兄のようなワタクシは、ただただここから見守っておりますからね。

ありがとう。

 
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