小さなオーケストラの船出。
[ 小さな星日記 ]
さてさて、ちょっとタイムリーに書かなくちゃならない話があったので、書けなかったんですけど、この間の日曜日、夜は貸切の宴会でありました。すでにご予約は去年の暮れにはいただいておりまして.....実はとあるオーケストラの初公演後のレセプション....というか、まぁ、打ち上げなわけでありますが....に当店をご指名いただいたわけで、誠に栄誉なことであります。ありがとうございました。
とその出来たてほやほやのオーケストラ....まずはそのオケが存在するには、たくさんのメンバーとスタッフを集めなくちゃならないし....そうやってなんとか人が集まったとしても、公演だけじゃなく、練習のスケジュールとか場所とかお金とか広告とか....とにかくありとあらゆるコトがあるんだろうし、なんだかんだで、うごかす人間の数が増えれば増えるほど、それをまとめ上げる苦労は並大抵のことではないんでしょう....だからオーケストラ作るって、そんなカンタンじゃないですよね。
.....うちのお店、ある意味ごく少人数でからね。
その日三鷹市芸術文化センターで行われた、初めての公演が.....うまくいったのか、そうでもなかったのか.....そんなところはよくわかりませんでしたが、それでも打ち上げはなかなか盛り上がって、みなさん楽しそうで....ま、宴もたけなわな頃、この新しいオケの指揮者でリーダーの方....すでに何度もご来店で顔なじみ、いつもよくして下さっているんですが....の挨拶がありました。
彼は...テレながらも、これからの夢や野望....それがすぐに実現するわけではないにしろ....そんなことをためらうこともなくお話しされる.....それは、ある意味とても聞いてて小気味よく、気持ちよく....ある意味大風呂敷と言っていいのかもしれませんが.....そこに嫌味もなく、やる気に満ちたとても素晴らしいものでしたし.....まぁ、今回の公演はその夢にいたる小さな1歩でしかないけれど.....でも全くの0ではなく、カクジツにひとつ進んだということは、本当にうれしいことなんだろうなと思いました。
口ではなんとも言えますけど、
その1歩がなにより一番難しいですからね。
大人数を動かしたりなにかひと仕事するには、それを引っ張れるヒトの存在なくしてはありえない.....まぁ、ある種のカリスマというか、誰かを惹きつけられる存在.....ちょっとクサイ言い方かもしれませんが、夢を見る.....その夢を恥ずかしげもなく語れる....そんな存在。
そしてさらに、その大きな夢のそばで、誰かが小さな自分自身の夢を見られる....そんな存在でないとなにかを引っ張っていくことが出来ないと思うわけです.....特に長く時間がかかりそうなことは。
僕自身、今こうしてホール係はおしゃべり担当大臣、Webではデザインとヨタ話書き、メニューではコーヒーとビールを担当.....お店の中でいろんな役割を担っているわけでありますが....でもある意味ここは僕が自ら望み、自分の力で辿り着いた場所ではないような気がします。
お店を作るという店長ミヤザキのビジョン....ある種、彼女の夢の中に、僕もフカザワも自分たちの夢を見出し、居場所を得たわけでありますし.........やっぱりうちでは彼女のみがそうゆう存在なわけですし、そうゆう意味で、うちの店長がミヤザキなのは.....というか断固ミヤザキしかありえないのでありますね。
ま、なんとか小さいながら、うちもここ、三鷹でコツコツとがんばっていきますので、木村康人さんと生まれたばかりの小さなオケ、チェンバー・フィルハーモニック東京のみなさんも長くじんわりがんばっていってくださいねと、お見送りをしながら.....日曜日、1週間のおわり。
うれしさもひとしおでございました。
ありがとうございました。
えー、ちなみに、本日15日、「のだめカンタービレ 17 」発売ですよ!(笑)
今度の休みに買いに行かなくちゃ!(笑)