2008年8月 6日
今年も8月はやっぱり、こうの史代フェア!
今年も......こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」をカウンターの席に置いております.....と共に、他の彼女の作品もいっしょに置いております。えぇ、今年で3年目になりましたね、こうの史代フェア。
今年は....新しく加わった「この世界の片隅に 上 」「この世界の片隅に 中」を是非ご一読いただきたいですね。
この作品はまだコミックス連載中ですので完結はしてないんですが、その戦時の広島、呉に嫁いだすずの生活が綴られていて.....でも戦争物にありがちな暗さや貧しさはあまりかんじさせません。もちろん大変な日々だったのだろうとは思うんですが、でもそれだけではなかったはず.....どんなに貧しくとも、先行きが不安で、そして人の死がとても身近にあろうとも....小さなしあわせやよろこびや楽しさがきっとあったと思います.....そんな戦時という日常が原爆投下のその日に向けて進んでいきます.....
と、まだそこまでは本になってないんですけどね。
原爆からその後、そして現在の物語が
「夕凪の街 桜の国」。
戦中から原爆、そしてきっと終戦の物語が
「この世界の片隅に」。
早く続きが出ないかなと思いますね(来年は大丈夫でしょう)。
個人的には.....広島弁がとてもいいですね。
僕は山口の出身なので.....その山口弁と言葉の使い方やイントネーションがよく似た広島弁、読みながら......そのノリや機微までよくわかるかんじがします。いつもお店では.....普通しゃべる以外にも、ヘンに固い文語体、そしてインチキな関西弁なんてしゃべってますけど....やっぱり自分が育ってきた言葉って言うのが一番しっくり来るもんなんだなと、改めて思ったりします。
ということで、たまには山口弁もしゃべるかもよ(笑)。
一応8月いっぱいではありますが、
今年もこうの史代フェア、お楽しみいただければ幸いです。