さてさてなんやかんやいよいよ当店的お盆休み直前は日曜日の夜！（イェイ！...笑）って、この期に及んで、ホント明日から休みなんだよな？ホントだよね？なんて思ったりもしますけど（苦笑）、いや、この山の日の三連休は休前日も含めてはじめて夜はスタッフ増員！の大学生スタッフはやぎちゃん登場で、ワタクシドモとしてはホント気持ち的に楽ですね、えぇ、ホント（笑）。

と、なんでその...普段なら増員で臨む休前日や連休の営業、増員出来ないまま回すことになったかというと、えぇ、先月から何度かパダワンお試しで入ってくれてたスタッフが...結局は「やっぱり出来ませんと」急に辞めてしまったからでありまして、えぇ、ま、でもそれは...彼女が面接に来た時から、お試しで何度か来てもらいながらも...ワタクシドモの中には

彼女がいつ来なくなってもおかしくはないな。

と思い続けてた...そして、その予感というのは往々にして当たるもので...いや、これだけ長くお店をやってれば、どんな人となりなのか？どんなものを抱えつつうちに来ようとしているのかってのは、いくら隠してもなんとなく薄々感じられるものでありまして...だからこそ、彼女がうちに来る度に、毎度ヨカッタとほっとしたし...結局辞めるに至ったにせよ、それはそれなりに彼女的には筋を通してもくれましたから...ワタクシドモとしては彼女のことを責めるよな気持ちは一切ありません。

というか...逆に、ワタクシ、彼女の気持ちが手に取るようにわかるんですよね...だってワタクシ自身も彼女と同じ年の頃、全く同じことを考えてたんだものと、ワタクシにとってそれは...

旅に出さえすれば、自分はうまくいく。

大学を卒業してバイトして1年お金を貯めて...旅に出さえすれば、自分も一人前...いや、もっと言えば「ヒトカドに人間」になれる（に違いない）と、代打逆転満塁ホームラン的な人生一発大逆転を勝手に「旅」に託しておりまして、だから...ホントに旅に出る、もう後戻り出来ないところまで来ちゃったら、ホントビビってオソロシクなって...成田から一睡も出来ずにロサンゼルス国際空港、着いたその足でとんぼ返りで帰りたかったもの（苦笑）。
ま、でもさ、日本であんだけ吹いてきて...送別会もしてもらい、お餞別ももらった手前...あっさりノコノコ帰れないお膳立てだけは出来てましたから、いや、右も左もわからず出来ず地下鉄にもタクシーにもバスにも乗れず、英語も下手すぎて屈辱的な侮辱を受けたり（いや、当時自分がそう思ってただけで、相手はちょっとおちょくってるだけ）物乞いに小銭をせびられ...誰も助けてくれるヒトもいなければ、逆に誰の目も気にすることなく情けない恥ずかしいカッコ悪い自分を、それこそ打ちのめされるほどに解るしかなく...

でも、自意識だけがふくらみすぎてたワタクシが、それでやっとそもそものスタートラインに立ったってことなわけでさと。

それでも日々旅を続けていく中で、ちょっと英語が上手く言えたり、誰かがやさしくしてくれたり、上手くいかないことを自分でコツコツ考え解決したり...そうやって小さな積み木を積みながら、少しずつ自信を回復したし...というか「自意識とか思い込みの自信」ではなく、「実際的で肉体的な道具としての自信」をようやく身につけはじめたんだろうし...そうやって、もう一度自分を組み立て直しはじめ...そんな中ですぐにわかったのは、

旅が終わっても、自分が「ヒトカドの人間」なんかにはなれないだろう。

ということだったよなぁと...そんな旅に出たくらいで誰しもそんな人間になれるわけないじゃんと（そのくらいたくさんのバックパッカーがいましたからね）。でもそんな「ヒトカドの人間にはなれない」とわかった時には、すでに旅の魅力や楽しさ...そして「ホントにイヤになるくらいつくづく小心者なんだなぁ」と半ば呆れながらも認めざるを得ない、そんな自分自身知る面白さ...そうやって、ワタクシの旅はそのふくらみすぎた自意識から身の丈の自分自身を取り出すよな、そんな旅であったなぁと（そしてアタリマエですけど旅が終わったからって、その後のあれこれ物事が上手くいったわけでは決してありません...苦笑）。

彼女はこの秋からとある職業支援のプログラム（半年）に参加すると聞いています...あの頃の自分にとっての「旅」と同じく、今の彼女にとってはそれに参加しさえすれば（わたしは...）と思っているのはホントにつくづくよくわかりますし、でもそれがどんなプログラムであっても

自分の人生を大逆転するのは、彼女自身の力でしかないんですよ、と。

それをうちの職場で経験してもらえなかったことはちょっと残念ではありますが、それがなんであれ、彼女が早くスタートラインに立って、コツコツと日々地味に積み木を詰むことを楽しめるようになるのを、ほんのりとでも応援しておりますからねと、当店お盆休み前、これだけは書いておきたかったんですよと、えぇ、長らくのご静聴、本当にありがとうございました（笑）。

ま、とにもかくにもいいリズムですでにはじまっております山の日の三連休は最終日の日曜日。
今夜もおいしいごはんとお酒がイイネ。

さて、そんな本日のおススメはいよいよ今夜限りこの夏の大ヒットメニューは夜カレー！「茄子ときゅうりのフレッシュキーマカレー」！
あー、なにはなくとも今夜はコレをお召し上がりいただきたい！大学生スタッフのやぎちゃんも大プッシュですよ！（笑）

しっかり旨味は牛ひき肉に玉ねぎの甘味と完熟トマトのフレッシュな酸味！ざっくりあわせてスパイシーなキーマカレーは仕上げに...さっくり塩もみした茄子ときゅうり、さっぱり夏野菜がアクセント！...って、このきゅうりに関して、店長ミヤザキが先日Facebookに上げた一文をここで引用しておきましょうかね（笑）。

キュウリの存在価値について考えてみました。
ワタクシ店長ミヤザキは、昔からキュウリを「どうでもいい野菜」と思っておりました。基本的に生で食べるしかないし、栄養も大してなさそうだし、そのものが主役になる程美味しいものでもないし...と。キュウリ好きのスタッフに「美味しい加熱したキュウリメニュー考えてください！」と言われても、ええ〜？そこまでしてキュウリ食べなくても良いじゃん？という感じで、あったかメニューにキュウリの存在価値なんてないじゃない？と思っておりました。サラダかおしんこでキュウリは充分！と。
しかし夏の食欲のない時期、キュウリなど瓜系のお野菜は体のなかのほてりを抑えたり、水分の代謝に役立つ上に、食欲のない時でも食べやすい！という利点があります。重い腰を上げて作ったこのメニュー...さっぱりと食べやすい野菜の塩もみが、本格キーマカレーの爽やかな辛味とベストマッチ！ハッキリ言って、キュウリが主役です！ワタクシ、キュウリの存在価値をこれほどまでに感じたことはございません！今まで軽く見ていてゴメンねキュウリ！深く反省するとともに、心を込めて美味しく作ることを誓います。
そんなわけで店長ミヤザキのキュウリ人生のベストあったかキュウリメニュー、塩もみ野菜のフレッシュキーマカレーはお盆やすみ前、来週いっぱいまでやります！ぜひキュウリの存在価値を考えにいらしてくださいねー！（麻）

というわけで、いよいよおしまい夏のキーマカレー...お見逃しなく！

本日のおススメの一品です。

（定番のメニューはこちらをどうぞ）
肴
蒸し鶏と塩もみゴーヤのサラダ
蒸し鶏の旨味、塩もみしたゴーヤのほろ苦さ、青じそとオリーブオイルの風味で夏のサラダ！
にんじんとくるみのシークァーサーマリネ
ざくざく細切りにしたにんじんの香りと食感！コリコリくるみの風味と旨味、さわやかなシークァーサーでさっぱりまとめてマリネになりました！
ししとうと砂肝の山椒しょうゆ炒め
コリコリとした砂肝の独特の食感に旨味、ししとうの風味と苦みがよく合いますよ！山椒しょうゆでじゃじゃっと炒めました！
牛すね肉とセロリのレモンマリネ
じっくりやわらかく茹でた牛すね肉の旨味にさわやかなセロリの風味！赤たまねぎをあわせてさっぱりレモンのマリネ！
夏野菜の梅オイル蒸し
茄子にズッキーニ、そしてピーマン！ざくざく夏野菜をにんにくの風味を移したオリーブオイルと酸っぱい梅干しの果肉といっしょに蒸し煮！これが実にさわやか旨口です！

冷・前菜
レタスとクレソン、しらすのサラダ
ざっくり切ったレタスの食感とみずみずしいおいしさ！しらすの旨味と塩味、ごま風味の甘酢ドレッシングでさくさくたべよう！
まぐろとアボガドのわさびあえ
しっかり旨味のまぐろとアボガド！香味野菜といっしょにざっくり切り合わせたらをオリーブオイルにみりん、お醤油とわさびであえたわさびあえ！
冷やし焼き茄子
焼き茄子の香ばしさと甘さ、ひんやりとじこめました。
鮭の南蛮漬
身も味もしっかりとした鮭！からりと揚げたら、ざくざく細切り野菜といっしょにそのままわぁ～っと南蛮漬。酢がイイネ！体にイイネッ！ボリュームだって、イイネ！
いわしの山椒煮
新鮮なぷりぷりいわしを豊かな香りの山椒でしっとり煮付けました。


炒
ゴーヤチャンプルー
ゴーヤ・たまご・豚肉・豆腐。これ以上に元気な組み合わせがあろうか....いやない（反語）。

揚
揚げもろこし
さっくり揚げたて甘味も旨味もしっかりとじ込めたあつあつのとうもろこし！そのままでももちろんおいしいけど、山椒塩、カレー塩がまたイイネ！

飯
茄子ときゅうりのフレッシュキーマカレー
しっかり旨味の牛ひき肉に玉ねぎトマトでスパイシーなキーマカレー！仕上げに塩もみ茄子ときゅうりを合わせてじゃじゃっと炒めて出来上がり。

別　腹（本日の日替わりデザート）
マンゴープリン
旬のマンゴーの甘さとおいしさ！やさしいお味のふるふるひんやりマンゴープリン！
（定番デザートはこちらをどうぞ）