January 23, 2010
アップライトピアノの思い出。
えー、実は今年の春に40になるワタクシ。
二回目の成人式でありますから、今までの人生でやったことのないことにチャレンジしようと.....例えばサーフィンとか、陶芸とか、ゴルフなんてのもいいかもしれない......って、そうゆう、どこか特別なところに行ってやらなくちゃならないようなことは、結局続きはしないだろうし、そもそも「やってます」なんて範疇に入らないと思うんですよね......と、だったら、あ、アレがあるぞと思ったのは.....
髪にパーマをかけること!(笑)
いやいや、金髪にしたことはあっても(いや、金じゃなくて、銀にしたかったのよ、ホントは)、パーマはないんですな、ワタクシ......って、それもね、そもそも今やとても大事な友達ですよ、えぇ、出来たら長〜いお付き合いをしていきたいワタクシの頭髪でございますので、さすがにここで興味本位のヤンチャなんか出来ない(苦笑)。ということで、これも却下。
だったら.....ここ数年やっぱり身体も疲れてるし、一昨年はギックリ腰(軽め)にもなったし、そろそろきちんとメンテもしてあげなくちゃと思いますから.....最近サボりがちなストレッチを一歩ススめて.....ヨガ!ってのはどうだろう?.....そんなの40にならないでもすぐはじめればいいじゃんと、スタッフみんなに突っ込まれまして(苦笑)、えぇ、まだ大してやってません(スミマセン)。
40になったら新しいことにチャレンジする。
なんとなくそう思ってたのは、きっと僕が高校生の頃、母が40になった暁に、自分で自分にアップライトのピアノを買ったからだと思います.....彼女は子供の頃ピアノが習いたかったのに、家庭の事情でそれが出来ず.....いつかピアノが欲しいと、習ってみたいと、ずっと思ってたんでしょう。
でも実際彼女が今ピアノを上手に弾けるかというと、そんなことは全くなくて(苦笑).....その当時すでにうちの夫婦の関係は壊れ、離婚目前というような時期だったし、離婚後、僕を筆頭に3人の息子を抱えながら.....でも実は結婚という枷を外された彼女は、本当の彼女の能力を開花させる.....自分で自動車整備会社を設立、社長になっちゃったわけですねと、えぇ、いきなり日々忙しくなった彼女、悠長にピアノなんか弾いてるヒマなんかなかった。なので、その新品のピアノはすでに音楽に夢中になってた僕や弟たちがもっぱら弾いてました(笑)。
でも、40代にったばかりの彼女は.....ホントによく勉強した。
僕ら息子達も、次々と大学受験、そりゃ勉強しましたけどね.....毎日朝から夜も遅くまで働いて、うちに帰ってお風呂に入って、そのあとに.....参考書とノートを広げ、「オームの法則って何かいねぇ?」なんて僕らにもよく訊いてたものですが、えぇ、疲れ切っておりましたから、こっくりこっくりしながら勉強・勉強・勉強.....それでも.新しい自動車整備工場をやっていく上で、取っておかなくちゃならない資格....自分が整備しないにせよ、工場に資格を持った人が所属していることが必要だったので、まずは整備士の資格(下の級からどんどん取り進んだ)そして任意保険を扱う資格.....いや、もうホントがむしゃらだった。
でも、きっと楽しくて仕方なかったんだろうなとも思う。
その資格さえ取れれば、また会社で新しいことが出来る、扱える商品が増える、お客さんによりよいサービスを提供できる......数年後に介護のグループホームもはじめた彼女、今度はヘルパーの資格も取り、今は.....これまた若い頃に出来なかった、地元の県立大学に聴講生として通いながら、地域の産業振興などについて勉強している......我が母ながら、ホントにいつまでもアタマが下がる思いであります。
ということで、40になる今年、僕も新しい勉強をはじめることにしました。
それは経理。
お店を始めてからずっと元オーナーのフカザワ(こいけ菓子店)が担当してくれてたので、全然ノータッチ。確定申告も大の苦手だし、そもそも数字のからっきしダメなワタクシではありますが、今ここで僕がこれをしっかりモノに出来るかって、すごく大事な気がする。
そして、それが出来るようになったら、僕らはまたほんの少し、でもカクジツに次に行ける気がする。
というわけで、早速さくっとAmazonから参考書が届きました。
ま、慌てず騒がずがんばりましょうかね。
えぇ、あの母のことを思えばね、40なんて、まだまだなんでもできるし.....やれるもんだよなと、ホントにそう思う。
ま、でも長〜い目で見守ってて下さいな、えぇ(笑)